6月19日午前6時
洗い髪に乾いたタオルを巻こうと、
肩にかけたタオルを持ち上げながら
洗面所で勢い良くおじぎした。
ガンッ
洗面台にオデコを激しくぶつけた。
七夕にはかなり早いが
星が出て、
続いて涙が出て、
タンコブできた(-_-;)
6月20日午前8時
会社の台所の床を拭いて
勢い良く立ち上がったら
ガツンッ
開いたままの棚の扉の角に、
頭頂部を激しくぶつけた。
七夕にはかなり早いが
星が出て、
続いて涙が出て、
タンコブできた(-_-;)
痛い(--;)
Hチャンが氷をビニール袋に入れて
タオルにくるんで持って来てくれた。
(愛を感じる)
頭に乗せて仕事をしていたら、 Eちゃんがカワイイと言ってくれた。
(愛を感じる)
カワイイかもしれないけど痛い(--;)
そのうち、高層階へ行く高速エレベーターに乗った時みたいに
耳がキーンとしてきて、生つばが出てきた。
痛い(-_-;)
クギを食べてるみたいな味がして
だんだん気持ちが悪くなってきた。
すごーく痛い(-_-;)
K山とS二が盛んに
「病院へ行け」
と言いはじめた。
(愛を感じる)
なんと大袈裟な(;^_^A
しばらく仕事を続けていたが、だんだんムカムカしてきた。
かなり痛い(-_-;)
そのうち、ものすごい頻度でアクビが出て目が霞んできた。
「病院へ行ったほうがいいですよ」
K山がしつこい。
(愛を感じる)
「アクビはヤバいですよ」
S二もうるさい。
(愛を感じる)
ついに首まで痛くて曲がらなくなってきた。
マジ痛い(-_-;)
意を決し、仕事を中断してS二が教えてくれた浜町の脳外科へ
フラフラしながら駆け込んだ。
午前中の受付は終了していたが、
涙目の、ただ事でない私を見た受付のお姉さんが
事情を聞いてくれた。
「頭は心配ですね」と言い残して奥へ消えた。
先生に頼み込んでくれて、
特別に診ていただけることになり、待合室の椅子に座った。
フラフラする。
とたんにまたアクビが連発!
頭痛も激しくなってきた。
あぁ……落ちる(-_-)zz
落ちそうだ(-_-)zz
ようやく名前を呼ばれて診察室のドアを開けた。
「どうしましたか?」
「昨日の朝、ここをぶつけて、今朝こっちをぶつけて痛くて気持ち悪くてついに首まで痛くて……」
「なんで、また!?」
「え?」
「なんで、クスクス(^^;2日続けて朝、頭をぶつけるの?」
「あ、いや、なんでと言うか……オッチョコチョイだからです……かねぇ(;^_^A」
「クスクス(^^; クスクス(^^; スコーシ腫れてるけどたぶん大丈夫よ。一応CT撮っておきましょうね、頭は恐いからねクスクス(^^;」
(中略)
「終わりましたよ~っ」
技師に起こされた。
CTで落ちていたらしい(;^_^A
再び診察室
「骨折も出血もないからね。多分大丈夫でしょうクスクス(^^;その首はムチウチねクスクス、気をつけてね。頭はあんまりぶつけないほうがいいねクスクス(^^;」
「え?ムチウチ?」
「そう。痛みを取る飲み薬と貼り薬を出しておきましょう」
「ありがとうございました」
「2~3日してひどくなるようならまた来てねクスクス(^^;」
「はい、ありがとうございました」
ガッシャーンッ
診察室の出口の棚に激突!
「あなたねぇ……(-.-)……、そのうち、死にますよ!ウハハハハハハ(^○^)」
(看護婦全員後ろ向きで肩をふるわせている)
医師からまさかの死の宣告
Σ( ̄□ ̄;)
ああ痛い(--;)
マジ痛い(--;)