これまでの広告やCMじゃダメらしいですよ
「エコルマ」で「エクスマ」(笑)
エクスマ新春セミナーのことは、また自分の中でしっかり咀嚼をしてから書くかもしれませんが、まぁ、「伝え方」とか「伝わり方」というのが大きく変わったと言うことだけは、しっかり理解しました。もう、ビックリ。
CMが昔のほうが面白かった説、なるほどと思いましたよ。確かに、今や私の右腕となった、不思議の(国の)アリス君の、自宅アパートにはテレビはないそうです。テレビはどうしても観たいときはワンセグで観るらしいです。ワンセグを見ているらしいことが分かったのは、たまたま年末年始に「格付け観ましたか〜?」「いや、今年は観てないよ〜」なんていう会話をしたときのこと。どうやらアリス君好きな番組のようです。
格付けの盆栽とか、スマホ画面のサイズで分かるの〜?(60インチのテレビでも分からない私ですが)なんてちょっと思いました。あと、肉! あんな小さな破片を口に入れられて、いい肉か、そうでもないか? 分かるのでしょうかねぇ〜? あんなに小さな肉の破片は食べたことないです、私。肉を食べるときはもう少し大きなサイズでいただきたいです。安いのでいいですから……。
ところで、その、つまらなくなってきているらしいコマーシャルですが……「お節もいいけどカレーもね」とか「お節に飽きたらカレー」みたいなCMって今年一度も観ませんでしたね。ふと考えたのですが、お節に飽きないんだな、みんな。もっと言えば、お節を食べないんだな、みんな。凧揚げしている人も、コマを回している人も、羽根突きをしている人も、双六や2人羽織をしている人も福笑いをしている人も見ませんでしたけどね。
さて、社会人と、大学四年生の甥っ子と、毎年お正月は主人の実家で行き会うんですが、今年もまた巨大なサイズにすくすくと育った2人と合って「今年が最後ね」なんて言いながらお年玉を渡す。お年玉という風習にはなんの異論もなさそうな2人でしたが、お節料理には「1%も食べたいものがない」んだそうです。
お節料理が大好きな主人は、気の毒だ、かわいそうだと言います。お正月にお節を一口ずつくらい食べたらいいのにと。中トロのお刺身だけは食べてましたけどね。雑節や風習は時代と共に変化をしていくわけですが、スマホができてからのこの10年の「時代と共に」のスピードが速すぎて、変化が激しすぎて、うれしいような切ないような思いがしています。
後輩達がベイビーや子ども達を連れて我が家へ遊びに来ました。子ども達はどんな食べ物が好きなのか分からないので事前にパパさんママさんに聞いたら「ポテト」だそうで……ポテトフライを4種類くらい作りました。四角いマクドナルドっぽいのとか、ハッシュドポテトを揚げたのとか、素揚げにしたのとか、アミアミのスナック風とか……
完食!
あと、鶏肉の唐揚げも作りました。その他諸々いろいろとやってみましたが、ポテト人気に腰を抜かしました。そういえば元旦に義母の運動がてらということで、西新井大師まで歩いて行った時のこと。帰りに西新井のアリオへ立ち寄りましたら、フードコートは元旦の朝から大人気! 元旦の朝からマクドナルドのフライドポテトを食べているご一家もいて、不思議な感じがしました。
まぁ、元旦の朝からお店はどこも開いていて、何でもいつも通りに食べられるのですから、お節料理なんて価値はかなり下がっちゃいましたよね。かつては、何よりのご馳走だったから皆喜んだわけですから。しかし、本当に近頃のポテト人気には、舌を巻いてしまいます。「下を巻く」でいいのかなぁ? なんか違う気がする。面食らう? かな?
そういう私も、もしも主人が「食べない」とか「いらない」と言ったらきっとお節料理は作らないと思います。食べる人がいないモノをつくるのはむなしいですもんね。
母方の祖母は、後妻なので血のつながりはありませんでしたが、きもののことにしても、雑節や風習、料理などのことにしてもとても大きな影響を私に与えた人でした。近所だったので、知らず知らずのうちに色々なことを教わっていたようで、私が作るお節料理もその祖母の味に極めて近いのではないかと思います。
正式に「レシピ」というものを引き継いではいませんが、いつも手伝っていたのでなんとな〜く知らず知らずのうちに、大雑把に、だいたい伝わったって言う感じなんですが、祖母はすごかったです。朝起きたら必ず化粧をしていました。誰にも会わない日も、どこへ行く予定もない日も。そして、一人暮らしになってからも、東日本大震災の後の計画停電によって、真っ暗闇の中で転倒をして、骨折をするまでは一人分の料理を自分で作っていました。
何がすごいって、例えば「とんかつ」でも、ちゃんと肉を叩いて下味を付けて衣を付けて揚げるのがスゴイ。何人前も作るならともかく、小さなお肉一切れですから、本当にびっくりします。買ってきた物よりも、自分で作ったモノのほうが美味しいからというのがその理由ですが、明治、大正の女はよく働きますね。私ならとんかつ買っちゃう。
そして、消費が大好きでした。
買うことが大好き。
「お金があってもモノがない」を体験している世代は買い物が大好きでした。
スペックを説明すれば買った。
いや、スペック説明すらいらなかった。
広告でお知らせすれば買った。
相手は買いたくて買いたくて仕方ない人たちですからもう、とにかくモノがあることがうれしくてしょうがない。買っても買ってもまだ「買いたい」というエネルギーは枯渇しなかったんですよね。
祖母も、呉服業界のほんの一部を支えていました(笑)
話しが飛躍しすぎてどこへ向かっているのか分からないんですが、要するにCMです(そこまで戻るのか? 汗)。 私が就職活動をする時代は、男女雇用機会均等法がありませんでしたので、学校に求人の来ていない企業への応募はできませんでした。電通、博報堂は受けることもできなかったんです。まさに憧れのそのまた憧れの職場でしたが、今は……電通とか大変そうですね。
別の企業で働くようになってから、電通の成田さん(当時常務さん)とは数回お食事をしたり、六本木のバーに飲みに連れて行って貰ったりと、ほんの少々ご縁がありました。当時、受けることもできなかったことを恨みがましく言いましたら、いつでも入社させてやると言われましたよ。コネが何よりも大事な時代でしたね。
電通! が王者じゃなくなっちゃいましたね〜〜〜(汗)
TVコマーシャルは、あまり効果がなくなった時代だそうです。マスメディアの役割や期待出来る効果が大きく変わった。(特にこの10年)そして、さらに変化をする……はずです。すでに変化しています。YouTubeの再生回数のほうが、テレビの視聴率よりも色々なモノゴトを測る指針として分かりやすい。
じゃぁ、CMを作る時はどうやって作ればいいのか?
YouTubeで、何年も繰り返し再生されるように作るほうがよっぽどいいと、藤村先生はおっしゃっていました。
なるほど! ですわ。
モノゴトの伝え方、伝わり方がものすごく変わった。変わり続けている。
どうやらこれが真理のようですね。
CMを作ろうとしている方々!
広告宣伝を考えているみなさん!
作り方、ストーリーの作り方など、広告物の作り方や伝え方が、
これまでの延長戦ではどうもウケない(効果がない)ことは間違いなさそうです。