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雪月花の時最も君を憶ふ

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この冬は「55年ぶりの寒波」とか「歴史的寒波」などの報道のとおり、東京でも何度か雪が降って降った雪の量以上に大きく報道されました。雪国の人が聞いたらどうしておお騒ぎになるのか不思議で仕方がないかもしれませんが、1cmの積雪とか、10数cmの積雪とか……「そりゃ積雪か?」と突っ込みたくなるような積雪で大騒ぎの首都圏です。リポーターさんやカメラマンさん達はニュースバリューを高めるために(?)わざと雪がたくさんに見えるところを映し、深刻で緊急度の高いしゃべり方をしますから余計に危機感をあおります。

確かに雪の日の通勤は、雪に弱い交通網や道路、タイヤ事情など重なってとても大変なんですが……、でも、リポーターさんは、もう少〜し、楽しそうにしゃべるわけにはいかないんでしょうかね〜〜?(やっぱまずいか 汗)
私は雪の中を通勤するのが決して好みというわけではありませんが、雪が大好きなので、マズいな、やばいぞ、と思いながらなぜか雪を見るとテンションが上がります。前世が犬なのか?

海に入れば唇が紫色になるまで泳ぎ続け、母に無理矢理浜辺に連れ戻されて「30分間日光浴の刑」に処せられ、雪が降れば唇が紫色になるまで外で遊び続け、真っ青な顔で母に無理矢理自宅に連れ戻されて監禁され「こたつ軟禁」を命じられていました。雪が好きなのは多分、本能的に好きなのであって理由がよく分かりません。

多分、寒さと湿った空気という、関東地方ではあまり味わえない空気の感じがすごく好みに合っているからじゃないかと、大人になってから考察している次第ですが、本当の所はよく分かりません。埃が立たないのもいいですね。空気が美味しい気がします。本当のところはよく分かりません。誰か教えてくださいませんか〜笑

そうは言っても、しつこいようですが東京の雪は、やっぱり交通機関に与える影響が大きいですね。通勤時間帯に当たると大惨事となります。物流にも大きな影響を与えます。影響を与えられてみてから初めて分かる、首都圏の脆弱な部分やら、ものすごい「物流」の質量。通勤難民が駅にあふれ、本当に気の毒過ぎることがたくさん起きました。そういう意味ではレポーターさん達の深刻な声はある意味正しいのかも?


我が家は、買い物時間の節約と、腰痛対策で重たい荷物の運搬頻度軽減のために生協さんのお世話になっているのですが、あの大雪(10数センチです)の日は、野菜がひとつも届きませんでした。注文をした野菜の畑が雪の被害を受けたわけではなく、生協さんの物流拠点に野菜のトラックが辿り着くことができなかったのが理由なんですけどね。首都高速、幹線道路は大打撃でしたから。なんせ、スタッドレスタイヤ装着率は低いですからね。

秋の長雨からずっと野菜……とくに緑黄色野菜や葉物野菜が高くて、記録的寒波、歴史的寒波なのに鍋料理が遠のいていきます。かといって毎日湯豆腐じゃお寺で修行生活しているみたいだし(タラは入りますけど。お酒も飲みますけど。寺じゃない………)笑。野菜カモーンという気分です。食卓に並んだ品々の中で最も高級なメニューが白菜の漬け物だなんて笑い事じゃないわ、ほんと。

私は「晴耕雨読」の生活に憧れているので、窓辺で雪を眺めながらジーーーッとしていられたら幸せだろうな〜と思いつつ、しがないサラリーマンは毎日働くわけですが、そんな中、日が暮れてくると毎日「夕飯どうしよう」と困惑する秋から冬にかけての日常が続いています。野菜……まじで困ります!

さて、そんな記録的な寒さで雪も降る中、偶然にも晴れてうれしかったのは「スーパーブルーブラッドムーン」です。皆既月食の中でも、

スーパームーン 月が地球に近くて大きく見える
ブルームーン 1ヵ月に2回満月がある
ブラッドムーン 皆既月食で月が赤銅色に見える
の三点セットが揃うという稀な夜。運良く晴れてよく見えました。
https://www.asahi.com/articles/ASL105VDLL10ULBJ00Y.html

雪が降って、美しい月が見えて……

うわわわ〜〜これって何? まさに私は今、雪月花の中にいるんじゃない〜って、なんだかとってもうれしくなってしまって、やらなきゃいけないことは山ほどあるし、やりたいことも山ほどあるっていうのに、なんかもう、一人でロマンチックな気分に浸っちゃっってます。雪に月! ナイス! すっごくイイコトに気づいちゃったみたいな、大発見しちゃったみたいな気分です(単細胞)。

あれ? 一つ足りないわ。
花はどうする? 花瓶に活けた啓翁桜でいいか? ま、そういうことにして三つ揃ったことにしておきましょう。

「セツゲッカ」と発音するのが正しいらしいのですが、なんとな〜く「セツゲツカ」と発音するほうが少し好きです。和食屋さんや和菓子の名前に用いられることも多いですね。なんと言っても「雪月花の時に最も君を憶う」(白居易)というこの言語の響きが、あまりにも素敵すぎてみんなイチコロなんじゃないかしら……。

ものすご〜い美人が楚々としたきもの姿で佇んでいたりするのを、超イケメンが窓辺とか海辺とか崖っぷちなどで、雪を見ながら?月を見上げながら?花畑の真ん中で想像しちゃったりしている……シーン、ときに黒澤明監督の映画の世界感だったり、ときに新海誠監督のアニメとか……そんな感じで一人悦に入るわけですが、

実は、この意味は「年がら年中君のことを思っている」っていうことらしいんですよね。つまり、「雪月花」は文字通り、雪の冬も、月の秋も、花の春も一年中君が好き!みたいな……。だから、三つ揃えちゃってはいけないわけ。それぞれの季節なんだから!!! たまたま雪景色を見て、皆既月食を観たので気分出しちゃったけど揃えるモノじゃぁないっ!

そして年がら年中じゃないほうが絵的にはステキな気がするんですが、「最も」っていうのが入っているので、雪、月、花の美しい景色を見るときに、ものすご〜く君を思う……ってことかな。まぁ、四季折々いつもっていうことですよね。すごく愛されちゃってますね。どうして夏がないんだろう? って誰もが突っ込みたくなる「雪月花」です。

中国は広いから、離れているところで「君を憶ふ」もなんかものすごいエネルギーやパワーを感じますね。ちょっとやそっとのエネルギーじゃ届かない感じ。広大で壮大な感じがします。日本で初めて詠ったのは大友家持さんらしいです。そして、宝塚歌劇団のクラス分けもこんなところから来ているらしいですね。最初は3クラスだったんだ!

ちなみに、日本三景では雪が天野橋立、月が松島、花が安芸の宮島で、日本三名園では、雪が兼六園、月が後楽園、花が偕楽園(こりゃ梅だね)とのことでした。美しいモノの代名詞なので、日本三景や日本三名園に置き換えてみたりしたのでしょうね。このあたりの美意識とか感性って、日本人はすごいと思うんです。中国由来ですけれど、和歌や貴族の遊びで、「季節」への畏怖や敬愛の感覚は研ぎすまされていったのかもしれませんね。

ところで、先週「白菜泥棒」のニュース、ご覧になりました? 白菜500個が盗まれたとか。(風呂敷に包んで、背負って行ける量じゃありません)。白菜バリューすごいです。今、何をプレゼントされたらうれしいか? そりゃ白菜をはじめとする葉物野菜ですわ。集客企画、今なら野菜に一票!(笑)

会社や店を経営している方々は、「雪月花の時もっとも店(会社)を憶ふ」とばかりに、次の手はどう打とう? 次の催事はどうしよう、集客はどうしよう、採用はどうしよう、資金繰りはどうしようなどと、それぞれ年がら年中考えているのですね。

考えることから逃げずに本気で向き合ったり、最初だけ頑張ってあとは丸投げとか、中途半端なことをせずに貫けば、きっと(あんまり色っぽい話しではありませんが)突破口があるような気がします。
「念ずれば花開く」とも申します。



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プロフィール

つむぎ

Author:つむぎ
株式会社PR現代の、なんでもやる課の編集者&マーケッター。
好奇心旺盛な働く主婦.
「和の生活マガジン花saku」編集してます。
「花sakuOnLine」運営してます。
年中いろんな企画を立ててます。
いろんな冊子や雑誌を作ってます。
呉服店やジュエリーショップなどの販促企画、販売員研修や、産地やメーカーさんで商品開発などのお手伝いもやってます。

一年中全国各地で、それはそれは面白い出来事と遭遇! 
特に出張中の事件遭遇率はすごい!
(いつかまとめてみたい珍事件の数々)

トレッキングやキャンプ大好き!
歌舞伎大好き!
和太鼓や各種スポーツも大好き!
書道大好き、お絵かき大好き!
旅行大好き(出張は別)!
温泉大好き、昼寝大好き、ひなたぼっこ大好き!


田舎暮らしの晴耕雨読が夢。


体力と根性と、料理早作り技とスピード家事が自慢!
近頃はベランダガーデニングにも夢中。

ものすごく遅いスピードで断捨離中。

運転大好き!
ドライブ一人カラオケ絶叫大会も大好き!

老眼だしあんまり暇がないけど読書が大好き!
宮尾登美子、宮本輝、山﨑豊子、池井戸潤、藤沢周平、山本周五郎、山本一力、浅田次郎、阿刀田高、三浦綾子、遠藤周作、高橋克彦、松本清張、島田荘司、篠田節子、ジェフェリー・アーチャー、ジョン・グリシャムああああキリがない。



















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